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たまに本とかトホホな日常について
リリーのすべて
見た日: 3/21
おススメ度 ☆☆☆☆

世界で初めて性別適合手術を受けたリリー・エルベの実話に基づく物語。妻を愛しながら手術を受ける決意をした夫と、夫が女性になっても変わらずに愛し支え続けた妻のラブストーリー。キャスト、衣装、美術がすべて繊細で美しい作品。監督は「英国王のスピーチ」を撮った人だって。ふむ。どーりでこの押しつけがましくない人間味ある感じ。納得。
持って生まれてきた性別がどうしても受け入れられないなんて、お気の毒としかいいようがないよ…本人も、回りの人にとっても。
夫(?)リリー役にエディ・レッドメイン。妻ゲルダ役はアリシア・ヴィキャンデル(「コードネーム:U.N.C.L.E.」他)。まあとにかく見事なんだなあこのふたりが。この夫婦、旦那は風景画家、妻は肖像画家という芸術家同士のカップルなんだけど、ゲルダがたまたま夫に絵のモデルを頼んだ(ストッキングをはいた足のモデル。でもドレスは前にあてていただけという)ことがきっかけで、夫の中に眠っていた女性の部分を引き出しちゃうことになって…でも最終的には夫の性別適合手術に同意するの。いやいやいや、本人以上に奥さんが辛いかもっていう…。この演技でアリシア・ヴィキャンデルはアカデミー賞助演女優賞を得た。レドメインのリリーも圧巻の演技だったから、主演女優賞をあげてくれたらアカデミーをもっと見直したんだけどな~。

THE DANISH GIRL-1
美しすぎる夫婦 レドメインの喉仏がない

THE DANISH GIRL-6
舞踏会でリリーに一目ぼれする男性にベン・ウィショー君

THE DANISH GIRL-4
リリーの幼馴染ハンスも凄い美形

エヴェレスト 神々の山嶺
見た日: 3/14
おススメ度 ☆☆

エヴェレストに懸ける男たちのロマンを描いた映画。阿部寛&岡田君も好きなので見てみた。
感動する人もいるかもしれないけど、演技はわざとらしい(く感じた)し音楽はフルオーケストラだしっていう演出過剰な感じが私は好みじゃない。てゆーか「天才クライマー」とかバカじゃね?ってドン引き。酸素は地上の3分の1、気温零下50℃っていう頂上付近で嵐にでもあった日にゃ、天才だろうがなんだろうが人間なんてひとたまりもないだろ。なんなんだ。死にたいのか。って全然理解できなかったし、レイトショーで時間遅かったし、途中ちょっと寝ちゃった。
まあね、去年超リアルなハリウッド版の「エベレスト」を先に見たもんで、つい比べちゃったのが敗因かな。実際にあった遭難事故を基にしているのと小説の映画化じゃ違って当然なんだけど。あっちは商業登山の客で渋滞するエベレストの現実を描いてロマンなんて入り込む隙なかったからなあ。
この映画、エンディングはイル・ディーヴォの「喜びのうた」だよ…ドラマ盛りすぎじゃね?てことでちょっと好みとは違いましたの巻。いや別にイルディーヴォは何も悪くないけど。夢枕獏の原作は世界的ベストセラーなんだって。面白いのかな?

ちなみにお山の装備はたぶん全部モンベル。

やるき、LOVE♡
今週は、通常業務&5/2から運用開始予定にしている新しいシステムの研修で、たくさん残業してクタクタだった…のでさすがに水曜日映画に行く元気がありませんでした。なのでいつもの記事と趣向が違うんだけど、これだけは書いときたいってのをひとつ。

スパイシー居酒屋「やるき」であります。

丸ノ内線新中野駅から徒歩5分ぐらいのところにあるお店。もつ煮込みとか焼き鳥とか基本居酒屋風のメニューなんだけど、全部カレー味というかスパイス味なの。(あ、でもこないだ頼んだかにクリームコロッケは普通だったな)でも全部違う味でどれもほんっとオイシー!!しかもお値段もリーズナブル。地元にこんなお店があったら毎週通っちゃうな間違いなく!!先週会社の女子のみなさんと行ったんだけど、あ~また行きたい。
その前に友達と2人で行ったときはカウンター席になって、そしたら店長のトニーさんが、お客さんからおみやげでもらったというそら豆のお菓子をその場でおすそ分けしてくれた。いいんですかって言ったら、うれしいからみんなに分けるのって言いながら。いい人だ。この時まだ2回目だったのに常連の雰囲気をちょっと味わった。隣になったおじいさんがしきりと話しかけてきたんだけど、連れの友達がまたあしらいがうまくてね。お店出た後にさすがだねって言ったら、会社にあーゆー人いっぱい来るから、だって。ははは。やっぱまた行きたいわ~

スティーブ・ジョブズ
見た日: 3/2
おススメ度 ☆☆☆☆

ダニー・ボイル監督作。アシュトン・カッチャーがジョブズを演じた2013年の作品を見たので、こっちもチェックしてみた。いや、意外によかったです。というか単なる伝記映画になってない本作の方がずっといい!!3つの新製品発表会と、その舞台裏で起きていたジョブズと娘の物語に絞って成功してると思う。脚本が偉いんだな。
ジョブズが夢を語る時の目がキラッキラしててすごい素敵で、私ついていきます!ってなっちゃうだろうな~って。一方では変人でどケチで天上天下唯我独尊男なんだけど。まさにカリスマ。実話ベースの成功作!実在のジョブスがどんな風に生きたか知ってる人も結構多いよねきっと。有名人だし。でも、こんな映画なら撮る意味ある。

jobs by fassbender超ハンサム♡なジョブズ(マイケル・ファスベンダー)

私はジョブズ氏自身も相当ハンサムだったと思うけど。この映画では、ご当人と似ていないということはまったく問題ない。どっかのつまんない作品のようにメイクに頼ることなく、演技で見せてるのだ。
おめでとうレオ!
今年のアカデミー賞が発表されたね。
主演男優賞はレオナルド・ディカプリオ(「レヴェナント 蘇りし者」)だって。これまで何度もノミネートされてきて初受賞。おめでとう!私個人的にはアカデミー賞ってあんまり興味ないけど、レオはオスカー欲しかっただろうなあと思ってね。
ところで私が注目したいのは、助演男優賞のマーク・ライランスさん。ちょっと前に書いた、「ウルフ・ホール」で主人公トマス・クロムウェルを演じた地味な人。でも普段はいつも帽子をかぶってる、ラブリー笑顔のお茶目っぽいおっちゃん。こちらもおめでとう!てか今年演技賞を受賞した人はみんな初受賞なんだね。パチパチパチ~

左端:マーク・ライランスさん       レオ嬉しそう
Oscarwinners 2016

中央:やっぱり地味…なライランスさん
(でもこの「ブリッジ・オブ・スパイ」で助演男優賞。)
ブリッジオブスパイ

ヘイトフル・エイト
見た日: 2/29
おススメ度 ☆☆☆

タランティーノ節が炸裂しまくった、血と暴力の西部劇。ここまでバイオレンスに徹するといっそ潔いというか…でもめちゃくちゃ痛そうな演出で私はちょっと…。痛いの嫌いなんだもん。見るだけでも。
タランティーノ作品の面白いところは、どっちに話が転がるのか予測できないところだと思うんだ。自分で脚本書いて監督するんだからすごい才能だよね。
ところでカート・ラッセルって久々に見た。